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ミシュランもいいけれど

レストランの格付け本「ミシュランガイド」の東京版が11月22日に発売されました。
先週のテレビは星がひとつだふたつだ三つだって、各局とも大騒ぎでしたね。
ちなみに私が行ったことのある店を探してみたら、178軒のうちうなぎ屋「竹葉亭」が
ひとつ星でかろうじて入ってました。

評論家や自称グルメの中ではその評価について賛否が分かれているといいます。
本場のパリよりも星の数が多いことから「東京は世界に輝く美食の都だ」という人も
いれば「星を濫発しすぎでミシュランの権威が落ちた」だとか、「三ツ星の寿司屋
『J』は東京の寿司屋としては最低レベル」だとか。まあ、忘年会シーズンに入った
東京では、しばらくこの話題で盛り上がるのかも知れませんね。

星が付いた店には問い合わせの電話が殺到して仕事にならないとか、常連さんが
入れなくなるとか、取り上げられることが良い面ばかりではないようですが、
ミシュランに載るということは、その店にとって営業面だけでなく様々な波及効果を
もたらすことになると思います。

星の数はいくつであっても、ミシュランのお墨付きをもらったことで知名度が
上がり一気にお客が増えるのは当然。また何年経っても「ミシュランに載った店」
というキャッチコピーが使えることも大きいです。今後は「三ツ星店のオーナーが
その昔修行したことのある店」や、「三ツ星店○○で修行したシェフが経営する店」
などもメディアが取り上げたりネット上で話題になったりして人気に火がつく
可能性もあります。

たとえば、徳島の料亭「青柳」。今回、三ツ星にランクされた和食店「かんだ」
「小十」の料理人は、「青柳」で修行された方だそうで、ふたつ星、ひとつ星の
店の中にも「青柳」出身者が数多いとのこと。「青柳」は小山裕久さんという方の店。
小山さんは調理師学校も経営されているほか、徳島で数店と東京の虎ノ門や
赤坂などに懐石の店をもたれています。和食に関する著書も多数あり、日本
料理界では名の通った料理人です。

今回のミシュランでは「青柳」関係の店は掲載されなかったようですが、これが
きっかけになって徳島と東京の「青柳」と「小山さん関連銘柄」にスポットが当たる
ことになるかも知れません。ぜひ注目してください。

まあ、食べ物の嗜好や趣味は人それぞれ。三ツ星の店に誰が行ったとしても、
その感想は「おいしい店ならもっと他にたくさんある」ということになるのでしょう。
それに何より、どの店もひとり数万円するような高級店ばかり。一般の人間は
ほとんど「そんなの関係ねえ」の世界ではないかと思います。

で、一般人の私としては、うまいものランキングといえば11月23日にTBS系で
放送されていた「ランキンの楽園」のほうに興味がわきました。「ギャル曽根が
47都道府県のご当地レトルトカレーを食べつくし、一番おいしいカレーを選ぶ」
という企画。最近、大食い芸人としてブレークしたギャル曽根の胃袋には驚く
ばかり。47県のカレーを全部平らげたうえに上位5品はおかわりするのだから、
異常としか言いようがありません。
(ヤラセじゃないかと疑うくらい立派な食べっぷりです)

この企画でギャル曽根がナンバーワンに上げたのが、鳥取県の「鬼太郎の
好きなビーフカリー」。但馬牛のカレーや鹿児島黒豚のカレーを押しのけて、
鳥取の「鬼太郎カレー」が日本一になったのはすごいことです。この放送直後、
製造した米子市の「きさらぎ妖怪社」に全国から注文が殺到し一気に
売り切れました。肉は鳥取県産の牛肉というだけでブランド牛でもないし、
特に変わったものが入っているわけでもない。ただ、オーソドックスなビーフ
カレーとしてものすごくおいしいそうです。

全国ネットのテレビのPR効果に今さらながら驚くとともに、米子市や境港市を
中心とした「ゲゲゲの鬼太郎」を使った町おこしの成功事例がまたひとつ
増えたことが嬉しかった。次は、米子や境港でこのカレーが食べられる店を
作れば、カレー目当ての観光客を増やすこともできますね。

ミシュランに載るような豪華な懐石料理やフランス料理を、一度くらい
経験しておくのもいいかと思いますが、今すぐ食べたいのは圧倒的に
「鬼太郎カレー」のほうですね。

投稿者 prism : 2007年11月28日 23:20

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